第100回東葉臨床医学セミナー(2009.2/21ウィシュトンホテル・ユーカリ)
千葉大学大学院医学研究院 循環病態医科学 教授 (2009.3/1から大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学 教授も兼任)
の小室一成 先生の『心不全の再生治療』の講演がありました.
※小室一成 先生 1982東大医学部卒,1989ハーバード大医学部留学,2001千葉大教授,2009大阪大教授 優れた医学論文に贈られる「ベルツ賞」,米国心臓病学会の「メルク賞」など受賞
心筋の血管新生再生治療では世界のトップをいく研究と臨床応用されている大変高名な先生です.
心不全の予後はがんより悪く,血圧のコントロール(降圧治療)をすれば心不全は52%減少,脳卒中は38%減少するそうです.
夜間の発作性の呼吸苦と尿がたくさんでるときは心不全になりかけている可能性が大で注意が必要です.
世界初の心筋再生の研究など高度な内容なのにわかりやすく講義していただき大変感銘を受けました.やはり日本のトップクラスの先生は違いますね.
小室一成 先生には海外の大学でなく日本国内でますます活躍して欲しいと思いました.
私も余っている歯の移植,歯周病で溶けてしまった骨の再生など口腔内の再生再建治療をやっていますが,世界のトップの技術を取り入れてさらに予後のよい治療を患者さんたちに提供していきたいです.
講演のあと100回記念として眞理ヨシコ ソプラノリサイタルをファンでもある蕨和雄 佐倉市長の紹介で約1時間行われました.
医師会,歯科医師会,薬剤師会,介護,福祉そのほか家族の方など多数集まりとても盛大な会でした.
カテゴリー:講演会・講習会・学会 投稿日:2009年2月22日