第105回東葉臨床医学セミナー(2010.1/13ウィシュトンホテルユーカリ)
東京歯科大学口腔インプラント学講座 主任教授 矢島安朝先生の『急激な需要の増加を示すインプラント治療の現実と幻想』
・・・は多数の症例や大学病院に紹介された失敗例,インプラント法の限界と現実と幻想の関して短い時間でわかりやすく丁寧に講演していただきました.医科の先生方にはあまり知識がない比較的新しい口腔外科分野の話でしたので,超満員の会場は熱気のこもった講演となりました.
東京大学大学院医学研究科糖尿病・代謝内科准教授 植木浩二郎先生の『大血管症抑制を目指した2型糖尿病の治療戦略-インクレチン作用増強薬への期待-』
・・・激増している糖尿病患者の病態,国内外の数多くの研究,肥満との関連,新薬の研究開発,臨床応用など極めて高度な内容,情報量をわかりやすく整理解説していただきました.慢性感染症である歯周病と糖尿病はお互いに悪化し合い密接にかかわり合う疾患ですので,医科と連携しながら食生活や生活習慣の改善,発症の抑制に患者さんを導いていかなければならないと思いました.
今回は父の主催する講演会で初の歯科関係の講演もあり多くのイスを追加するほど多数の方が来場してくれました.佐倉市を中心とした医科歯科薬科看護そのほか医療職,介護職など多くの人々が集い研修と連携につながっていくことを期待します.
カテゴリー:講演会・講習会・学会, 院長ブログ 投稿日:2010年1月14日