ドライマウス認定医(2008.9/21ドライマウス研究会トレーニングプログラム)
副院長の鶴田陽子先生と勤務医の椎名美和子先生がドライマウス研究会トレーニングプログラムを修了し認定証を授与されました.
ドライマウスは口腔内が乾燥しやすくなる症状,病気のことで近年注目されています.どんな動物でも年をとるとだんだん唾液が出にくくなります,しかも高齢者で服用の多い降圧剤をはじめとしてほとんどの薬剤がドライマウスになりやすい副作用があります.
ドライマウスは当初あまり気がつかずに症状が進行しますので注意が必要です,唾液は天然の抗生物質ですし食べ物のカスを洗い流して口腔内を清潔にし免疫力を保つ役割をもっています,少なくなれば口内炎が治りにくかったり,入れ歯内面がすれて痛くなったり外れやすくなったり,口臭,虫歯,歯周病の悪化や扁桃腺炎,かぜ,気管支炎,肺炎などになりやすくなります.
当院では保湿剤ヒアルロン酸入りスプレーにより症状の緩和と,唾液分泌が特に少なくなる夜間用のモイスチャースプリントという保湿剤が少しずつ口腔内の補充される装置の製作も行っています.また入れ歯用の保湿剤入りの入れ歯安定材も提供しています.
気になる方は遠慮なくご相談ください.
カテゴリー:講演会・講習会・学会, 院長ブログ 投稿日:2008年10月27日